足らなかったのは「サイト愛」だと思う #DeNA 謝罪記者会見の場で感じたこと

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リアルの場で会見を聞いていて、思うところはいろいろあったのですが、どうしても納得が行かなかったことがひとつだけあります。

それは、この「問題に対する対応が悪かった」とか「著作権者への配慮が足らなかった」とか、一応「書き手」の端っこにいる人間として感じることはたくさんあるのですが、わたしが一番残念だったところはそこではありません。

DeNA(のグループ)が作った「サイト」たちへの愛が(守安氏も南場氏も)まったくなかったこと… つまり「メディアを作ろう」という純粋な気持ちじゃなくて、ただ単に数字を稼いで広告収入を得られるサイトとしか見ていなかったことに残念さを感じたのです。

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(自身について)家族の闘病が始まった時からネット上の情報がそれほど役に立たない、信頼できないと2011年に思った(中略)報道をされてからWELQのなかで検索をしてみて、いつこういう重い情報を、医療情報を扱うようになったのかということで愕然としたという事実は実際あった(南場氏)

守安は遠くにいる人間ほど数字マニアだといいます。近くにいる人間は彼はサービスを愛する面白いことをやりたい世の中に新しい価値を提供したい。そういう気持ちも同じぐらい強いんだということを近く人間ほどそれがそう感じています(南場氏)

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過去に携帯コンテンツ(のシステムまわりの)制作に関わっていた人間の立場として感じるのは、

もし、制作に携わった(社員などの)作り手が労力をかけて面倒を見てきたそのサイトに対しての興味・関心が、トップの人に「見向きもされていなかった」としたならば、作り手たちはとても悲しいと思うのです(それが、今回のような問題があったサイトであっても、そうでなくても一般的に、という意味で)。

規模が大きくなった会社である現状については、十分理解はできますが、今回のように「指摘や報道などがされて、そこで見てみて気がついた、いままで見てなかった」という言い訳って、作り手に対してものすごく失礼な気がするのです。

もし、そのサイト愛(「サービスを愛する」「面白いことをやりたい」「世の中に新しい価値を提供したい」)が今回問題になったサイトに対してあったならば、この問題が起きることも無かったと感じています。

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数字(売上達成的な)を追い求めることは会社経営上どうしても大切なことはわかります。でも、それを追い求めると、サイト愛は必ず低下します。

「サイト愛が上がれば結果数字は上がってくる」と思うのですが、そこに(経営者側から)スピードが求められると、作り手としてはなんとも辛いところがあるのも事実。

ベンチャーの企業が大きな(上場したりしようとする)企業へ成長すると、必ず訪れる共通点である、ことを(自分がその当時似たような企業に勤めていたときのことを)思い出させる、なんとも言えない切ない気持ちを感じながら、会見の場を離れました。

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